活動レポート

【セネガル】2026年活動報告|公立幼稚園の設備修復支援により 園児の出席率「100%」の奇跡

ナモラ幼稚園(Case des Tout-Petits de Namora)の修復完成

2026年6月 公立ナモラ幼稚園の設備修復プロジェクトが完了 

ダカール州ルフィスク県ティヴァウアーヌ・プル・ニアガ市

セネガル派遣員は、ダカール州ルフィスク県ティヴァウアーヌ・プル・ニアガ市の要請を受け、2025年より「ナモラ幼稚園」の修復に着手しました。

きっかけは、市内の公立幼稚園・小学校の視察時に、政府の予算不足で各施設の老朽化が著しい実情を知ったことです。その中から今回は屋根に穴が開き、最も修復の緊急性が高かった同園を選定し、支援を決定しました。

「ナモラ幼稚園」修復の過程(before/after)

工事期間:2026年1月30日~4月末

トイレの便器も交換

「ナモラ幼稚園」落成式

 地方テレビ局や地元の名士など 地域あげて祝賀

2026年5月2日、ティヴァウアーヌ・プル・ニアガ市をあげてWFWPへの感謝を表す式典が盛大に開催されました。 式典では、市長、副市長、ナモラ地区運営委員長、幼稚園の先生代表がそれぞれ挨拶に立ち、感謝の言葉を述べました。さらに、イスラム教指導者(イマーム)や教育委員長、幼稚園運営委員長、他地区の担当副市長など、地域を支える人々が出席し、心から喜びを分かち合いました。

式典の様子  幼稚園の隣に張られた特設テントに集まる地方テレビ局やカメラマン、地域の要人、園児、保護者。WFWP側からは、セネガル派遣員2名、WFWPセネガル会長やスタッフたちが出席。約150名が集まり祝いました

●現地のテレビ局「tpTV」が作成した落成式ダイジェスト映像をごらんください。

●「tp TV」の公式YouTubeチャンネルで落成式のロングバージョンを見ることができます。

プレートの除幕式。市長自ら除幕

入口の壁に取り付けられたプレート

「FFPM (世界平和女性連合日本とセネガル)からの寄付による」

※FFPM=WFWPのフランス語名称

モラ幼稚園よりWFWP(日本・セネガル)へ感謝のプレートをいただく
園児と記念撮影
きれいに整った教室 
すべての園児にクーピーペンシルをプレゼント

修復後、園児の出席率が「100%」に

老朽化した屋根は、安全上のリスクだけでなく、子供たちに威圧感を与えるほど。こうした環境は園児たちが登園できない大きな原因となっていました。

しかし、全面的な修復を経て園児の出席率が劇的に改善。保護者の信頼が完全に回復すると、今日まで全クラスで出席率100%を達成し続けています。

【修復前後の出席状況】

クラス園児数修復前出席率修復後出席率影響と観察
2歳児1175%100%環境整備後、出席率は完全に安定
2~3歳児2370%100%環境整備後、出席率大幅向上
3~4歳児2865%100%以前は屋根の損傷を恐れ、悪天候時の欠席率が高かった。
5~6歳児1365%100%環境整備後、すべてのカリキュラムを習得できた。
 合計(人)75平均68%平均100%全年齢層で保護者の信頼が完全に回復

 Topic サル副市長宅でセネガル伝統料理体験

セネガル派遣員はサル副市長宅に招待を受け、セネガルの伝統料理チェブジェン(ウォロフ語で「チェブ」は米、「ジェン」は魚)をご家族と共にいただきました。

みんなで料理を囲んで食べるのがセネガルスタイル。派遣員は手で食べ慣れていないため、スプーンを使用していただきました。

ピラフに似た伝統料理チェブジェン
セネガルのおもてなし「テランガ
チェプジェンの食べ方

総括

準備の長期化や、宗教・文化的行事によるコスト増加などの課題は残したものの、長年放置されてきた地域課題の解決に取り組むことで、地域のモチベーション向上に寄与できたと実感する意義深いプロジェクトとなりました。

さらに現地のWFWPセネガルと協同して取り組んだことで、今後も持続的な教育環境の改善が期待できます。

ご支援いただいた連合会・会員の皆さまに、心より厚く御礼申し上げます。(セネガル派遣員)