

災害の概要と支援呼びかけ
2025年11月下旬、サイクロン「ディトワ」がスリランカを直撃。国土の約20%・110万ヘクタール以上が浸水し、死者366人・行方不明367人、被災者約115万人という、過去20年以上で最悪の災害となりました(OCHA・スリランカ政府、2025年12月1日時点)。バドゥッラ県では土砂崩れで多くの犠牲者が出て学校も被害を受け、ガンパハ県沿岸低地では大人の背丈を超える浸水が記録されました。現地スタッフからの報告を通じて惨状を把握したWFWPスリランカ派遣員からの依頼を受け、全国の連合会に緊急支援を呼びかけ、180万円を超える支援金が集まりました。2026年2月、3地区で物資支援を実施しました。

バドゥッラ県 ヴィディヤラヤ学校2校への支援
◆ 第一校:ペンキ・ローラー・ブラシの贈呈
被害が小さかったヴィディヤラヤ第一校に、校舎補修・美化用のペンキ3種類・ローラー・ブラシを贈呈。物資到着前から生徒がブラスバンドで出迎え、校長挨拶・生徒スピーチ・僧侶の法話と続き、地元の誠実なおもてなしに心が温まりました。行事の後には地域の皆さんが食事を用意してくださいました。


◆ 第二校:全校生徒210名へランドセル・靴・ノートを贈呈
に被害が大きかった第二校では、靴がなく登校を諦めかけた生徒もいると事前に把握。全校生徒210名全員にリュックサック・靴・ノート13冊のセットと、学校行事用マイクアンプセットを贈呈。物資を手にした瞬間の子どもたちの喜びはひと目で伝わるものでした。

| 「スリランカではサイクロン被害が酷くて、とても辛かったのですが、日本女性連合から下さったカバン、靴等を頂き本当に慰められました。会員の皆様に宜しくお伝えください。有り難うございました。」 ── バドゥッラ県 ヴィディヤラヤ学校 生徒より |
プッタラム県 チラウ総合病院への支援
翌日はプッタラム県のチラウ総合病院へ片道3時間かけて向かいました。浸水でカルテ・薬・コンピューター・医療器具が全滅した同病院に、プリンター8台と無停電電源装置(UPS)計12台を贈呈。病院側は「安価な物を大量にもらうより、本当に必要な単価の高い物が最もありがたかった」と語り、サイン入りの感謝状を贈ってくださいました。

ガンパハ県 被災家庭・学校への支援
ガンパハ県では複数の村と学校を訪問しました。マタバーヴィダ村(27家庭)にガスコンロ・鍋等を。ムフドゥガムワ学校(大人の背丈を超える浸水)に本棚・書籍・キャンディアンダンス用ドラム3種を。マハカンダ村(32家庭)に雨量測定器を。マーリダ村(40家庭)と幼稚園にガスコンロ・鍋・シーツ等と絵本・本棚を届けました。国からの支援が行き届きにくい被災家庭にも、直接物資を届けることができました今回の活動はスリランカの現地新聞にも掲載されました。



支援内容が書かれています。
支援物資まとめ
| 県 | 支援先 | 支援物資 | 目的 |
| バドゥッラ | 第一校 | ペンキ3色・ローラー・ブラシ | 校舎補修・美化 |
| バドゥッラ | 第二校(210名) | ランドセル・靴・ノート13冊 マイクアンプセット | 一人1セット全員 |
| プッタラム | チラウ総合病院 | プリンター8台・UPS12台 | 医療業務継続 |
| ガンパハ | マタバーヴィダ村(27家) | ガスコンロ・鍋等 | 生活再建 |
| ガンパハ | ムフドゥガムワ学校 | 本棚・書籍・ドラム3種 | 教育環境再建 |
| ガンパハ | マハカンダ村(32家) | 雨量測定器 | 早期警戒避難 |
| ガンパハ | マーリダ村(40家)+幼稚園 | ガスコンロ・鍋・シーツ等 絵本・本棚 | 生活再建支援 |
今回の活動を振り返って
今回の活動は、コーディネーターのマンリカさん・アリアパーラさん、食事を用意してくださったマンリカさんのお姉さん、ドライバーのサハンさんのご尽力で実現しました。日本からの派遣員が現地語でねぎらいの言葉をかけ直接手渡したことで、「本当に日本女性連合から届いた」という事実が現地の皆さんに確かに伝わりました。
| ご支援をいただいた全国の連合会会員の皆さまへ 皆さまの温かいご支援が、スリランカの学校・病院・地域に届き、子どもたちの笑顔と未来をつくりました。2026年2月 スリランカ派遣員 道姓深雪 レポートより |



